フレッシュなかま 関西地区本部

コロナ禍でハンディを乗り越えて !!

「さあー、皆さん今日も元気に体操を始めましょう!」 西田先生の明るい声が教室内に響き渡りました。
私に とって一年振りの嬉しい光景でした。


これまで37年間、真美体操を続けて来て充実した日々を過ごしていたのですが、コロナ禍で教室が休みになり淋しい思いをしておりました。その矢先、昨年3月に自宅で転倒し、 右脚大腿骨と右手首を複雑骨折したのです。隣町の病院へ入院し、全身麻酔で3時間半の手術を受けました。 「はい、終りましたよ。手術は成功です!」の主治医の声で目が覚めました。


術後2日目に「柿本さん、足のリハビリですよ、さあ頑張りましょう」と、リハビリ担当の先生から言われました。リハビリは実に壮絶で辛い、痛い、と常日頃から聞いていたので不安もありましたが「よし私はリハビリを大いに楽しんでやろう!真美体操歴40年に向かって必ず元気になって石見教室へ戻るんだ!」と心に秘め、数々のリハビリのハードルを乗り越えようと決心しました。体操で培った腹筋と背筋を使えば「出来る!」と自分に言い聞かせ、日々頑張りました。


手のリハビリもまた大変です。指が動き辛く痛い右手をわざと使って食事をしたり、ペンを持って闘病日誌を書いたり、留守宅で見守ってくれている主人にスマホでメールを打ったり、なるべく右手を使うようにしました。 歩行練習も自主的に一人で何度も廊下を往復しているのを見て、看護士さんが歩行練習を強行して下さった事もありました。


主治医からは「3ヶ月間の入院加療が必要です」と言われていましたがなんと52日間で退院する事が出来ました。ケガをして「痛い、辛い、悲しい」 色んな思いを体験しましたが、得るものも多かったです。優しい人達の協力もあり、真美体操の仲間達の暖かい思いやりに感謝の気持で一杯です。

そして何よりも「素晴らしい真美体操の教室へ一日も早く戻りたい!」の一心で頑張る事が出来ました。真美体操最高!!

「心と体のハーモニー!

「あなたがいてありがとう!」

奈良支部 西田教室 柿本悠紀子

コロナ禍で起きたまさかの大ケガを、83才とは思えない前向きな意思で克服された柿本さんは、待っていた仲間に大きな希望や勇気を与えてくれました。
「おかえりなさい!拍手。」

インストラクター 西田智恵子

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